妊娠

妊娠したいと思ったら…

計画的に「そろそろ妊娠したいなぁ」と思ったら、いくつか気にかけておくとよいことがあります。 まず基礎体温ですが、これは排卵日を知る手がかりにもなりますが、毎日測ることで自分の体調をチェックしたり把握したりするのにも役立ちます。 基礎体温とは安静時(おもに起床時に床の中で)に口の中で測る体温です。 女性は月経周期に合わせて、基礎体温が低温期と高温期に分かれます。 月経から排卵までは低温期が続き、排卵日はさらにコトンと体温が下がります。 排卵日の翌日から高温期に入り、妊娠しなかった場合は予定月経の頃に体温が下がり、月経開始となります。 しかし妊娠した場合は、予定月経頃になっても高温期が続きます。 基礎体温は、妊娠中のトラブルを見つけるのにも役立ちますので、妊娠した場合でもつけ続けるとよいと思います。 次に妊娠前にチェックしておきたい病気に以下のようなものがあります。 ●風疹…妊娠初期に感染すると、胎児に視力や聴力の異常や心臓疾患などの障害を起こす心配があります。  妊娠前に抗体の有無を確認し、抗体がない場合はワクチン接種を受け、その後2ヶ月間は避妊するなどの対応をとります。 ●貧血…妊娠すると血液の循環量が増え、貧血ぎみになります。  もともと貧血の人は、妊娠するとさらにひどくなりますので、妊娠前から改善する努力をしましょう。 ●子宮筋腫…子宮内に筋肉のこぶのようなものができる病気で、こぶの位置によって受精卵が着床しにくいことから、不妊や初期流産の原因になることがあります。  月経痛がひどかったり、妊娠しにくいときは、病院で調べてもらうとよいかと思います。 ●虫歯…妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりの影響で、虫歯や歯周病が悪化することが多いです。  またお腹が大きくなると、歯医者さんでの治療を受けるのも大変になってきますので、妊娠前に歯の病気は治しておきましょう。 ●性感染症…梅毒や淋病、エイズなど、ママだけでなく赤ちゃんにも大きな影響を与える病気があります。  妊娠前にパパと一緒に検査を受け、必要があれば治療しましょう。 ●はしか…妊娠中の感染は、ごく初期に流産の心配があります。  また、大人の感染は重症化しやすいため、妊娠前に感染の有無を調べておきましょう。 このほか基本的なことですが、食生活や睡眠、運動などに気を配り、安定した妊娠生活を送るために、健康的な生活...

妊娠1ヶ月(0〜3週)ママの体

「あれ、毎月ちゃんとくるはずの生理がこない。」 予定より1週間ほど生理が遅れて、自分で妊娠検査薬を使って検査をし、陽性反応が出て産婦人科を受診したとします。 そこでお医者さんから「妊娠5週です」と言われると、「えっ?妊娠してもう5週間経ってるの?」と驚く人も、中にはいるようです。 妊娠週数の数え方は、特に初めての妊娠で、初期の段階はわかりにくく感じるようです。 妊娠0週0日というのは、最終月経が始まった日、つまり妊娠0週は月経中ということになります。 月経が終わると、ママの体内では卵巣で卵子が育ち始め、子宮内膜が少しずつ厚くなり、妊娠が可能な環境になります。 月経28日周期の人では、最終月経開始から14日頃に排卵が起こります。 この前後に性交があり、パパの精子とママの卵子が出会い、受精すると受精卵が誕生します。 ママの卵管で誕生したこの受精卵は、その後、細胞分裂を繰り返しながら子宮へと移動します。 そして受精から約1週間後、子宮内膜に着床すると、妊娠が成立します。 妊娠週数でいうと、妊娠3週頃に妊娠した状態になるのです。 しかしこの頃のママには、はっきりとした妊娠の自覚症状はありません。 でも妊娠を継続させるために、女性ホルモンなどさまざまなホルモンが活発に分泌されるようになります。 このホルモン環境の変化により、ママの体にあらわれてくるサインもあります。 いらいらする、いつも眠く感じる、肌が荒れる、おりものが増える、乳房が張る、便秘がちになる、吐き気がする、などです。 感じ方はひとそれぞれ違うものですが、妊娠のサインとして知っておくとよいかと思います。...

妊娠中期のマイナートラブル 

妊娠すると、赤ちゃんをおなかの中で育てるしあわせ感でいっぱいになる反面、さまざまな不快な症状も出てきます。 妊娠初期に悩まされたつわりが治まる中期頃には、また別のマイナートラブルがやってきます。 次に、その症状をいくつか挙げてみます。 ●妊娠線…妊娠が進んでくるとおなかや乳房、太ももなどに赤色っぽいみみず腫れのような腺が出ます。  妊娠線は妊婦の70〜80%に見られ、一度できると完全には消えませんが、お産が終われば線は白っぽくなり目立たなくなります。  急激な体重増加による脂肪の増加や、皮膚の乾燥などでできやすくなりますので、体重管理や皮膚の保湿で多少防ぐことはできます。 ●体毛が濃くなる…妊娠により分泌量が増えたホルモンの影響で体毛が濃くなることがありますが、お産が終われば元に戻ります。  また、髪の毛がパサつく、抜け毛が目立つ、などの毛に関するトラブルも起こりやすくなります。 ●皮膚のかゆみ…ホルモン分泌の変化により、肌が敏感になり、かゆみを感じる人が多くなります。  我慢できないときはお医者さんに相談しましょう。 ●頭痛・肩こり…大きくなった子宮のせいで血行や姿勢が悪くなることや、出産への不安などから頭痛や肩こりがひどくなるママもいます。  適度な運動や入浴で血行をよくし、ストレスを解消すると、痛みがやわらぎます。 ●しみ・そばかす…ホルモンバランスの変化で、しみやそばかすができやすくなる人もいます。  帽子や日焼け止めで、普段から日焼け防止に心がけましょう。 ●めまい・立ちくらみ…大きくなった子宮に圧迫されて血行が悪くなり、急に立ち上がったときに脳に流れる血液が一時的に不足し、めまいや立ちくらみを感じることがあります。  ゆっくりペースで動くことが大切です。...

妊娠2ヶ月(4〜7週)ママの体

毎月くるはずの生理が来ない、また基礎体温をつけている人は高温期が続く、などから「もしや妊娠したのでは?」と気付く頃です。 人によってはだるさや胸のむかつきなど、つわりの症状が出始める人もいます。 また市販されている妊娠検査薬を使って自分で確認する人も多いでしょう。 妊娠検査薬は、妊娠すると大量に作られる「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンが尿中に排出されるのに反応して、妊娠しているかどうかを調べることができるのです。 しかし、妊娠検査薬では妊娠しているかどうかはかなりの確立でわかるようですが、正常に妊娠しているのか、それとも異常妊娠であるのかまでは判定できません。 そのため、妊娠に気付いたら、早いうちに病院、産院を受診することが大切です。 そこで超音波検査をして、正常妊娠かどうかを確かめる必要があります。 赤ちゃんの心拍は、妊娠6週頃から確認できるようになります。 この頃の子宮は、妊娠前よりひと回り大きくなり、鶏卵の1,5倍くらいの大きさになりますが、外から見た感じでは、お腹の大きさに変化はありません。 つわりの症状を感じたり、乳房の張りや乳首にチクチク感をおぼえたりする人も出てきます。 またこの頃に、月経と間違えやすい着床出血というものがみられる人もいます。 これは、次の月経予定日頃に1、2日続く少量の出血で、受精卵が子宮内膜に着床するときにみられる出血です。 着床出血であれば正常な妊娠の過程で起こる出血なので心配する必要はありませんが、出血は妊娠中のママが注意しなければならない症状のひとつでもあります。 流産・早産の兆候である場合もあるので、出血に気付いたら、病院に連絡をとり、受診しましょう。 何でもない場合が多いのですが、病院で調べてもらっておけば、安心です。...

妊娠7ヶ月(24〜27週)ママの体

妊娠に気付いてからおよそ半年が経ち、妊娠中期も最期の月になります。 子宮はおへその上まで大きくなり、子宮底も23〜26cmほどになるので、下腹部だけでなくウエストまわりも重く感じるようになります。 赤ちゃんがおなかを蹴ったり、ぐるんと回転する動きなど、頻繁に感じるようになります。 この頃には、おなかの外から触っても胎動がわかるくらい強くなります。 パパが待っていた感覚がやっと感じられます。 たくさんおなかをなでで、たくさん話しかけてあげてくださいね。 一方で、おなかが大きくなったことで起こるマイナートラブルに悩まされるママも増えてきます。 たとえば静脈瘤もそのひとつで、ふくらはぎや太ももの内側、外陰部などの血管がこぶのようにふくらみます。 また、おなかやバストの皮膚が引き伸ばされることで、妊娠線が現れることもあります。 静脈瘤や妊娠線は、痛みがあったり、見た目が気になりますが、妊娠にともなう生理的な変化ですので、お産が終われば、ほとんど気にならない程度に改善されます。 そのほかにも便秘や立ちくらみ、足のむくみなどがひどくなったり、仰向けに寝るのが苦しくなってきます。 腰や背中が痛く、仰向けに寝るのが苦しいときは、体の左側を下にして、シムスの体位をとりましょう。 ひざにクッションをあてると、体が安定します。 妊娠中期を過ぎる頃から、おなかの張りを感じる人も増えてきます。 ママが感じるおなかの張りは子宮の収縮です。 座ったり横になると治まる張りなら心配いりませんが、安静にしても張りが続くときは、お医者さんに診てもらってください。...

妊娠1ヶ月(0〜3週)赤ちゃんの様子

月経周期が28日のママの場合、卵管で受精卵が誕生するのは妊娠2週目頃になります。 受精卵が子宮までたどり着くのは、受精から3日後くらいです。 その間、受精卵は1個から2個、2個から4個、4個から8個…と細胞分裂を繰り返し、子宮に到達する頃には桑の実のような形にまで変化します。 そして桑実胚と呼ばれるその桑の実のような受精卵が、胞胚に変化し、いよいよ着床(妊娠の成立)という状態になります。 このように妊娠1ヶ月の間に受精卵は驚くほどのスピードで変化をしますが、まだとても小さいため、超音波検査で確認することはできません。 妊娠3週末頃になると、受精卵はタツノオトシゴのような形にまで変化します。 この頃にはすでに、中枢神経や心臓、肝臓など、生命に深く関わる器官の元になる組織がほぼできあがっています。 中枢神経は、将来、脳や脊髄に分かれて発達していくものです。 しかし、妊娠1〜2ヶ月の間は、流産の可能性が高い時期でもあります。 まず受精卵が子宮に着くまでの間に、細胞分裂が十分に行なわれないと着床できません。 その後も超音波検査で胎児の心拍が確認できるころまでは少し心配な時期は続くかもしれません。 赤ちゃんの性別については、実は受精した瞬間に決まっているのです。 性別を決める性染色体にはXとYがあり、卵子の性染色体はXだけですが、精子の性染色体にはXとYがあります。 Xの精子が受精するとXXで赤ちゃんは女の子に、Yの精子が受精するとXYで男の子になります。 しかし、妊娠した時点ですでに性別が決まっているとはいえ、超音波映像で確認できるのはまだ先のことです。...

妊娠6ヶ月(20〜23週)赤ちゃんの様子

妊娠6ヶ月になると、大きくせり出したママのおなかからもわかるように、赤ちゃんはどんどん大きくなり、妊娠23週頃には身長(頭殿長)約30cm、体重約650gにまで成長しています。 そのため、妊婦健診時の超音波の画面にも全身が写らなくなります。 しかし、頭と手のアップを見ることができたり、手をグーにしているとか指の形まで見ることができるようになります。 この頃の赤ちゃんは子宮の壁を蹴ったり、両足のつま先をくっつけたり、羊水の中で活発に動き回ります。 妊娠16週頃には赤ちゃんがまだ小さく、元気に動いていてもママには気付きにくかったのですが、妊娠20週頃からは動きが力強くダイナミックになり、感じる胎動もより強くなってきます。 しかしこの頃はまだ赤ちゃんの位置が定まっていないので、健診時に逆子になっていることもよくあります。 多くは今後、頭を下に向けた頭位に戻ります。 顔にはまゆ毛やまつ毛が生え始め、髪の毛も濃くなってきます。 口の中には、将来、乳歯となって生えてくる部分が形作られます。 皮膚の神経や聴覚、味覚、嗅覚などの感覚がさらに発達します。 手のしわや指紋のもとになる隆起も盛り上がってきます。 消化機能も発達し、羊水を飲んでおしっこをしますが、胎児のおしっこは水のようできれいです。 また卵巣や精巣が発達し、下垂体などからのホルモン分泌も盛んになり、外性器の形もはっきりとしてきます。 妊娠したとき、すでに赤ちゃんの性別は決まっているのですが、この頃になってやっと超音波映像で確認できるようになります。 しかし超音波映像により性別を知ることができても、その結果が100%確実とはいえません。 また赤ちゃんの位置や姿勢によっては、外性器部分を確認することができないこともあります。 赤ちゃんの性別を知りたいママにとっては、また次回の健診までのお楽しみ、ですね。...

腰痛を予防するために

妊娠中期に入ると、大きくなったおなかを支えるために、背骨が反り返ったカーブになり、腰に負担がかかりやすくなります。 また、ホルモンの影響で、背骨や骨盤の関節がゆるみ、体の重みを支える力が弱くなっていることも腰痛の原因になります。 妊娠にともなう生理的な変化なので、残念ながら、産後まで腰痛がすっきり解消されることはありません。 むしろ、これからさらにおなかが大きくなるので、痛みが増すことがあります。 そこで今のうちから正しい姿勢を保ち、適度な運動で血行をうながして、腰への負担をできるだけ減らすようにしましょう。 長時間、同じ姿勢を続けるのは避け、疲れたら横になって休むことも大切。 妊娠中も仕事を続けているママはなかなか横になるのは難しいですが、上司に相談して休憩を小分けにしてとるなど、無理のないかたちで働けるといいですね。 楽な姿勢でも痛みが続くときは、椎間板ヘルニアなど他の病気の心配があるので、お医者さんに相談しましょう。 腰痛をひどくさせないための日常生活でのいくつかの注意点を以下に挙げておきます。 ●料理のとき…立ち続けず、時々いすに座って休んだり、低い台に片足を交互に乗せると筋肉の緊張がやわらぎます。 ●掃除のとき…掃除機は柄の長さを調節して片手で持つと、背筋が伸びて腰が楽になります。 ●いすに座るとき…背もたれに背をつけ、深く腰掛けます。 ●階段の上り下り…猫背にならないよう背筋を伸ばし、重心を片足にしっかり乗せてから、もう一方の足を動かしてください。 ●床に座るとき…アイロンがけなど、床に座るときも、台の高さを調節してまっすぐな姿勢を保ってください。 また、ネコのようによつ這いの姿勢で背中を丸めたり背骨を反らしたりを繰り返すストレッチや、仰向けに寝て両ひざを立て、握りこぶしで腰の気持ちよい部分を押しながら両ひざを左右交互に倒して腰をひねる体操も、腰痛をやわらげる効果があります。...

妊娠6ヶ月(20〜23週)ママの体

妊娠がわかった時には見た目にもまったくわからなかった体型が、たった数ヶ月ですっかり妊婦さんの姿になってきます。 妊娠6ヶ月になると、子宮は大人の頭よりひと回り大きくなり、子宮底もおへその辺りまで達します。 前にせり出すように大きくなった子宮を支えるため、ママの体は反り返った姿勢になります。 そのせいで、背中の痛みや腰痛、足がつるなどのマイナートラブルに悩ませるママが増えてきます。 これらの症状をやわらげるには、体を動かして血行をよくすることが大切です。 運動は体重のコントロールにも役立ちます。 また妊娠すると乳腺葉(乳腺)が発達し、脂肪がついて乳房が大きくなります。 母乳が本格的に分泌するのは産後ですが、準備は妊娠中から始まっているのです。 この頃は、母乳を作るホルモンであるプロラクチンが分泌されるので、乳頭から半透明の乳汁がにじみ出てくる人もいます。 妊娠中に、パパとママ二人の思い出作りに旅行をするなら、体調が安定している中期のうちがよいでしょう。 移動や日程に無理のない近場がおすすめです。 母子手帳、健康保険証、かかりつけの病院の連絡先、生理用ナプキン、動きやすい服装、はきなれた靴、の準備をお忘れなく。 また、念のため、出発前に診察を受けておくと安心です。 妊娠中期に入ったママを対象に母親学級や両親学級を開催する病院や保健所などがあります。 両親学級についてはパパも参加できますので、ぜひ受講し、妊娠や出産の正しい知識、新生児のお世話などを夫婦一緒に学んでほしいと思います。...

妊娠中の食事について

早い人では妊娠がわかったその日から数ヶ月にわたって耐えてきたつわりのつらさ。 胃のむかむか、吐き気など、なった本人しかわからないそのつらさが、だいぶ楽になってくるのが妊娠5〜6ヶ月頃です。 しかし何でも食べられるようになった反面、これからのために食生活に気を付けないといけない時期なのです。 おなかに赤ちゃんがいるからといって、妊娠前の2倍の量を食べる必要はありません。 それより出産トラブルを避けるためにカロリーや塩分を控えるべきです。 どちらも多く摂り過ぎると妊娠高血圧症などの病気の原因になり、出産に影響してしまいます。 そのほか、できれば避けたいものに次のようなものがあります。 ●カフェイン…血管を収縮させるため、赤ちゃんへの酸素や栄養の供給に支障が考えられます。  コーヒーを1日に1杯飲む程度ならそう影響はありませんが、飲み物はほうじ茶や麦茶にするのがベターです。 ●一部の魚…メカジキやキンメダイは水銀の蓄積が多いため、週2回程度までにしたほうがよいです。 ●添加物や農薬…妊娠していなくてもそうですが、できるだけ含まれていない食品を選びたいものです。 ●アレルゲン食材…同じ食材や食品ばかりを毎日大量に食べていると、アレルギー体質になる可能性があります。  バランスよくいろいろな食材を摂りましょう。 積極的に摂りたい栄養素には次のようなものがあります。 ●葉酸…妊婦向けに葉酸のサプリメントが市販されているくらい、葉酸は赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素です。  特に妊娠初期の赤ちゃんには不可欠です。  海藻や緑黄色野菜、レバーなどを積極的にメニューに加えたいものです。 ●ビタミンB群…不足すると疲れやすくなったり肥満に拍車がかかったりします。  互いに相乗効果があるので、B群全体の摂取を心がけてください。  発芽玄米、魚、レバー、豚肉、納豆などに多く含まれます。 ●鉄…ママの貧血予防と赤ちゃんの成長に必要で、妊娠前の3倍必要になります。  アサリ、ひじき、納豆、小松菜。そら豆などに含まれます。 ●ヨウ素…海藻類や魚介類に含まれ、たんぱく質や脂肪の代謝をよくする栄養素です。...

妊娠5ヶ月(16〜19週)赤ちゃんの様子

妊娠初期のいろいろな不安やつわりにつらい時期を過ごしていたママも、5ヶ月になると落ち着いてマタニティーライフを送れるようになります。 そしておなかの中の赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しめるようになる時期でもあります。 この頃の赤ちゃんの頭は鶏卵大、つまり、妊娠する前のママの子宮ほどの大きさになります。 身長に対する頭の比率が少し小さくなり、4頭身くらいになります。 骨格と筋肉も発達し、赤ちゃんはさらに羊水の中で活発に動けるようになります。 足を前に伸ばしたり、首を振ったり、動きにバラエティが出てきます。 その動きをおなかの中で感じ始めるママも出てきます。 赤ちゃんからの「元気にしているよ」のサインです。 胎動を感じるときが、妊娠して一番しあわせを感じるときだというママもいます。 赤ちゃんの皮膚の色はだんだんと赤みを帯び、体型も、皮下脂肪がついて少しふっくらしてきます。 「胎毛」と呼ばれる産毛も全身に生え、手足には爪が生えてきます。 でも爪が完成するのは8ヶ月頃です。 聴覚機能がかなり発達し、外の音に反応するようになります。 たくさん赤ちゃんに話しかけてあげてください。 逆に、パパとママのけんかの声も聞こえてしましますから、ここは夫婦仲良く過ごしましょう。 おっぱいを吸う準備として自分の指をしゃぶる動きも盛んに見られるようになります。 子宮の中で、赤ちゃんは羊水に浮かぶような格好をしています。 赤ちゃんは羊水を飲んでおしっこを羊水に排出していますが、羊水は赤ちゃんを外の衝撃から守るクッションの役目も担っています。...

妊娠5ヶ月(16〜19週)ママの体

妊娠5ヶ月は中期にあたり、胎盤も完成して、いわゆる「安定期」に入ります。 子宮は大人の頭くらいの大きさになり、ママは見た目にもふっくらしたおなかの妊婦さん体型になってきます。 この頃から妊婦健診で、子宮の大きさを調べるために子宮底長と腹囲を測り始めます。 子宮底長は、足を伸ばした仰向けの姿勢で、恥骨の上から子宮底(子宮の一番上の部分)までの長さをメジャーで測ります。 腹囲はおへその上のおなかの一番大きいところにメジャーをまわし、おなかまわりの長さを測ります。 また、18週頃から胎動(おなかの赤ちゃんの動き)を感じ始める人も出てきます。 経産婦(妊娠が2回目以降の妊婦)の場合はもう少し早く、16週頃から胎動を感じる人がいます。 胎動の感じ方には個人差があり、おなかの中で空気の泡がポコポコと動く感じ、だとか、おなかの中をスーッとなでられている感じなど、いろいろです。 また、一般に太っている人よりもやせている人のほうが感じやすいとも言われています。 ただしこの時期はまだ赤ちゃんの体重も軽く、動いても母体に響きにくいので、5ヶ月末頃まで感じない人もいます。 超音波映像で赤ちゃんの元気な様子が確認できれば、胎動を感じるのがゆっくりであっても心配することはありません。 この頃はおなかだけでなく乳房も大きくなり、ウエスト辺りにも皮下脂肪がついて、全体的にふっくらとしてきます。 妊娠前の下着がきつく感じてきたら、マタニティー用の下着にそろそろ替える時期です。 成長するバストやおなかをやさしく、それでいてしっかりとサポートしてくれるものを選びましょう。...

妊娠4ヶ月(12〜15週)赤ちゃんの様子

妊娠4ヶ月頃の赤ちゃんは、頭からおしりまでの長さが約16cm、体重は約100gにまで成長しています。 超音波写真を見ると、妊娠12週頃にはすでに頭、胴、手足が識別でき、小さいながらも人間の形をしていて、本当にかわいらしく感じます。 この頃の妊婦健診は基本的に4週間に1度ですので、受診して超音波写真を見るたびに成長している赤ちゃんの姿を見たくて、はやく受診予定日が来ないかな、と待ち遠しく感じるママも多いと思います。 この頃までには体の基礎が作られ、心臓や肝臓など、体の各器官が機能し始めます。 2ヶ月前にはまだチューブ状だった脳も急成長をとげ、大脳、小脳などが形成されます。 妊娠15週頃までには胎盤が完成し、赤ちゃんは発達成長するために、へその緒を通して酸素や栄養を摂取し、老廃物や二酸化炭素をママへ返すようになります。 胎盤はこのほかホルモンを分泌して成長を助けることもします。 そうして出産にむけての準備を進めるのです。 胎盤と赤ちゃんを結びつけるへその緒は、妊娠後期には50cmほどの長さになります。 またこの頃の赤ちゃんは骨格もほぼ完成し、手足に筋肉がついてくるので、足を曲げたり伸ばしたり、羊水の中で回転するなど、動きが活発になります。 手足の指も分かれてきます。 皮膚も少し不透明に変化し、厚みが増してきます。 目はまだ閉じたままですが、口は開け閉めし、時には口に触れたものに吸いつく動作も見られます。 生まれてからおっぱいを飲む練習を、この頃からしているんですね。 腎臓の機能も発達し、羊水を飲んでおしっことして排泄するようになります。...

妊娠4ヶ月(12〜15週)ママの体

妊娠4ヶ月に入ると、つわりもひと段落してくる人も多いです。 基礎体温も下がって低温期に入るので、眠気やだるさが治まり、妊娠生活を楽しむ余裕も出てくる頃です。 ただ、つわりの程度には個人差があるので、もう少し長引く人もいます。 もうしばらくの我慢です。 子宮は子どもの頭くらいの大きさになり、これは恥骨の上に出るくらいの大きさなので、外からもおなかのふくらみがわかるようになります。 妊娠する前に着ていたスカートやジーンズがきつく感じるようになる人もいるでしょう。 妊娠15週頃までには胎盤が完成し、流産の可能性がぐっと低くなります。 体調がよい時には適度に体を動かすことが大切です。 そして太りすぎの予防とストレス解消に心がけましょう。 つわりが終わって食事にも気を配れるようになったら、カロリーコントロールと便秘予防のため、考えて献立を立てるようにしましょう。 もともと女性は月経の影響で貧血ぎみですが、妊娠すると血液の量が増えて水っぽくなるため、鉄が不足してさらに貧血がひどくなります。 貧血がひどくなると体力が低下したり、出産時の出血が多くなったり、産後の子宮の回復が遅れるなどの心配がありますので、積極的に鉄分の多い食品を摂るようにしましょう。 ただし、ママが貧血でも赤ちゃんにはほとんど影響はありません。 赤ちゃんは自分の血液を作るために、優先的にママの鉄分を摂取しているからです。 食事からの鉄分補給だけでは貧血が改善しないときは、お医者さんが鉄剤を処方してくれます。...

妊娠初期のトラブル

妊娠初期にあたる4ヶ月までは、何かと心配も多い時期です。 特に心配されるのが、流産と切迫流産でしょう。 流産とは妊娠22週未満に子宮内で赤ちゃんが育たずに、妊娠が中断することをいいます。 全妊娠の10〜15%に起こり、妊娠12週未満では胎児側、12週以降では母体側に原因がある場合が多いのですが、はっきりとした原因がわからないこともあります。 流産してしまったら、次の妊娠の妨げにならないよう、手術などで胎児や胎盤などを子宮から完全に取り出します。 その後はお医者さんの許可を待って、性生活を開始します。 完全に妊娠が中断してしまう流産に対し、切迫流産は、出血やおなかの張りなど、流産の兆候はあるものの、妊娠は継続している状態をいいます。 流産の兆候が治まれば、その後の赤ちゃんの成長に影響はほとんどありません。 切迫流産のおもな自覚症状は、生理痛のような下腹部の痛みやおなかの張り、だらだらと続く少量の出血などがありますが、超音波検査で赤ちゃんの心拍を確認するなどしないと、正確なことはわかりません。 切迫流産と診断されたら、止血剤や子宮収縮抑制剤を処方される場合もありますが、まず第一は症状が治まるように安静にします。 出血がひどい場合は入院を勧められるケースもあります。 症状がなくなれば、普通の生活が可能です。 このほかに妊娠初期で気になるトラブルが、子宮外妊娠です。 これは受精卵が卵管や卵巣など、子宮ではないところに着床してしまうことです。 尿検査などで妊娠反応は出るのに、超音波検査で胎嚢が確認できない場合は、子宮外妊娠の可能性があります。 妊娠4〜6週頃に血の混じったおりものや突然の激しい下腹部痛が起きるのが特徴です。 卵管に着床した場合、自然に流産することもありますが、妊娠8〜9週になるまで放っておくと、胎児がその場所では成長しきれなくなって卵管破裂を起こすこともあります。 早期発見するためにも、自分で検査薬を使って妊娠反応が出たら、すぐに産婦人科で診察を受けることが大切です。...

つわりの症状

早い人では、妊娠がわかったときからつわりの症状を感じ始めることがあります。 おもな症状に次のようなものがあります。 ●吐き気や嘔吐…胃がむかむかして吐き気が続いたり、食後に吐いたりします。 ●食欲不振…吐き気のために食欲が落ちたり、食べ物の好みが変わったりします。 ●常に眠い、だるい…体が重く感じたり、寝不足ではないのに眠気を感じたりします。 ●空腹時のむかつき…お腹がすくと気持ち悪くなり、少し食べると落ち着きます。 ●においに敏感になる…臭覚が敏感になり、食べ物のにおいで吐き気をもよおすこともあります。 ●唾液がたまる…つわりの初期に、唾液が口の中にたまり、気持ち悪さを感じることがあります。 つわりの原因はよくわかっていませんが、妊娠によるホルモンの分泌量の急激な変化や、精神的なストレスが関係しているのではないかと考えられています。 上に挙げたように、おもに胃腸に症状が出ますが、眠気やだるさ、頭痛などを感じる人もいます。 つわりは一般的に妊娠3ヶ月頃にピークを迎え、その後少しずつ楽になっていきます。 その間は、無理せず食べられるものだけ食べて過ごしても大丈夫です。 ママがちゃんと食べていなくても、赤ちゃんは優先的に栄養をもらって育っているので心配する必要はありません。 ただ、1日に何度も吐いて食事がほとんど食べられない、体重が1週間で1、2kg減ってしまう、尿が出ない、水を飲んでも吐く、などの重い症状があった場合は治療が必要なこともあるので、産婦人科を受診してください。 つわりの時期を乗り切るにはいろいろなコツがあります。 まず脱水症状を防ぐため、水分はこまめにとるよう心がけましょう。 また、寝起きの空腹時に気持ち悪くなる人が多いようですが、枕元に小さいおにぎりやミニトマトなど準備して寝るのもひとつの方法です。 ただし、食べ物が傷みやすい季節には気をつけてくださいね。 においに敏感になった人は、料理を冷やすとにおいがやわらぎ、また喉越しもよくなって食べやすくなります。 ローカロリーの飴やガム、おせんべいなどを携帯し、お腹がすいたら食べるようにします。 食事は1回の量を減らして、1日に何度にも分けて食べるようにします。 調理をするのがつらいという人もいます。 そんなときは、実家のお母さんに頼ったり、パパにお願いしてスーパーのお惣菜を買ってきてもらうのもよいと思います...

妊娠3ヶ月(8〜11週)赤ちゃんの様子

妊娠した女性にしかわからないつわりの症状に、少々つらい時期を過ごしているママが多い3ヶ月目。 つわりで体がだるくて仕方ないママとは対照的に、この頃の赤ちゃんはすくすくと元気に、そして着々と人間らしい体になってきています。 妊娠2ヶ月の頃には「胎芽(たいが)」と呼ばれた赤ちゃんは、妊娠3ヶ月に入る8週目になると、人間の赤ちゃんとして「胎児」と呼ばれます。 しっぽは完全になくなり、頭や胴、足がはっきりしてきて、顔もおでこやあご、まぶたができて人間らしい顔立ちになります。 内臓もさらに発達し、肝臓が本格的に血液を作り始めたり、血液循環も始まったり、羊水を飲んで時々おしっこをするようにもなります。 羊水の中では体を曲げ伸ばしたり、手足を動かしたりと活発に動き、へその緒も長くなることもあって、羊水の中を動き回れるようになります。 皮膚の色はまだ透明で、血管や内臓が透けて見えます。 これまで赤ちゃんは「卵黄嚢(らんおうのう)」と呼ばれる組織から栄養をもらって成長してきましたが、この頃から、胎盤とへその緒を通してママから栄養をもらうようになります。 外性器も発達して、11週の終わり頃になると、男女の性別がはっきりしてきます。 妊娠すると早いうちから赤ちゃんの性別が気になってしまうものですが、まだ超音波映像で捉えるのは難しいですね。 赤ちゃんが元気かどうか調べる時に重要なのが、超音波検査で確認できる心拍です。 赤ちゃんの心拍は、1分間に120〜140で、大人の約2倍の速さです。 小さな心臓を一生懸命に動かして成長しているのですね。...

妊娠3ヶ月(8〜11週)ママの体

妊娠3ヶ月目は、多くの人が産婦人科での妊娠診断を受け、「妊娠した」という事実を受け入れたと同時にお腹の中の赤ちゃんへの愛情が育っている頃だと思います。 しかし、この頃は実はママにとって少しつらい時期なのです。 それは、症状の程度には個人差がありますが、つわりがピークを迎える時期だからです。 吐き気や胃のむかむか、眠さやだるさなど、不快な症状が続きますが、これも赤ちゃんが元気に育っている証拠です。 もう少しの間、とがんばりましょう。 胎盤はまだ完成していませんが、へその緒を通じて、少しずつママから赤ちゃんへの栄養補給が始まっています。 新陳代謝が活発になるため、よく汗をかくようになるママもいます。 子宮は、妊娠10週になると握りこぶしくらいの大きさになります。 外見からはまだお腹の大きさは目立ちません。 子宮が大きくなるため、膀胱が圧迫されてトイレが近くなったり、足の付け根に痛みを感じたり、下腹部に圧迫感を感じることもあります。 また、大きくなる子宮に周囲の筋肉が引っ張られるため、下腹部につれるような軽い痛みを感じる人もいます。 乳房はさらに張るようになり、乳首も敏感になります。 また、妊娠するとホルモンの分泌量が増え、新陳代謝が活発になることから、おりものが増えます。 量が増えただけであれば心配はいりませんので、下着をこまめに替えるなど、清潔を保ってください。 でも、白いボロボロした感じであるとか泡状であるなど、いつもと状態や色が違ったり、においが強い時は、膣炎などの病気の心配もありますので、受診してください。...

妊娠8ヶ月(28〜31週)ママの体

妊娠28週からは、妊娠後期に入ります。 子宮底長は、31週には約26〜29cmになり、おへそとみぞおちの中間くらいまで達します。 足元が見えにくいくらいおなかが大きくなるので、特に階段の上り下りなど、注意が必要です。 また「靴下が履きにくい」ことを実感するママも多いことでしょう。 この頃は、大きくなった子宮が心臓や胃を押し上げるため、動悸や息切れ、胃もたれを感じやすくなります。 また下腹部や足のつけ根に重苦しさや痛みを感じることもあります。 妊娠にともなう症状とはいえ、体に負担がかかっているサインですから、無理をせず休みましょう。 妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の心配も高まってきます。 一日中むくんでいるときは要注意なので、お医者さんに相談してください。 また、夕方から夜にかけて、おなかが張り、硬くなる回数も増えます。 休むと治まるものであれば、妊娠にともなう生理的なものなので心配ありませんが、ずっと張りが続いている、定期的に張りがやってくる、などの場合は受診してください。 それが早産の兆候であってもなくても、ひとりで心配せず、お医者さんに診てもらえば安心です。 また、後期に入ったこの時期から、そろそろ赤ちゃんにつける名前を相談しておきましょう。 「生まれて顔を見てから決める」という人もいるでしょうが、いざとなってあわてないように、男女両方の名前の候補をいくつか考えておくとよいかと思います。 名前に使えない漢字も法律で決められていますので、名づけの本などで調べておくとよいです。 パパも一緒に、赤ちゃんがいる暮らしをイメージして、赤ちゃんを迎える準備をしていってくださいね。...

妊娠中の薬やレントゲンの影響

病気やケガの痛みなどのつらい症状を治してくれる薬ですが、妊娠している時はおなかの中にいる赤ちゃんにも影響するということを忘れてはいけません。 とくに妊娠初期は気をつけてほしい時期です。 赤ちゃんの脳や心臓、神経などが急ピッチで作られる妊娠4〜16週にかけては、むやみに薬を服用すると奇形などがおきる可能性もあります。 このように妊娠の可能性がある場合には、薬の服用に関して気を配ったほうがよいです。 とはいえ、一般に売られている市販薬はどの人にもまんべんなく効くようにできているため、劇的な効果を期待できない分、赤ちゃんへの影響も大きくはありません。 市販薬を用法を守って数回服用したくらいなら、あまり心配はないでしょう。 しかし素人判断で市販薬を服用するのはよくありません。 例えば、実は風邪ではなくインフルエンザだった、という場合には、不必要に風邪薬を飲む原因になります。 インフルエンザの場合、40度以上の高熱が出れば少なからず赤ちゃんに影響しますし、激しく咳き込むことで腹圧もかかってしまいます。 風邪かな、と思っても、お医者さんに妊娠中であることを告げたうえで的確な薬を処方してもらいましょう。 また、妊娠初期に気をつけたいのがレントゲンです。 妊娠4〜16週にエックス線を大量に浴びると赤ちゃんに影響します。 でも胸部エックス線やCT検査くらいの放射線量なら、子宮に近い骨盤以外の検査であれば、まず問題ないでしょう。 「会社の健康診断でエックス線検査を受けた直後に妊娠が判明した」と心配する人が多いのですが、胸部エックス線なら子宮から離れているし、放射線の量も少ないので大丈夫です。...

妊娠7ヶ月(24〜27週)赤ちゃんの様子

赤ちゃんの性別は妊娠した瞬間に決まっていますが、区別が目に見えてわかるようになるのはこの頃です。 超音波検査を受けたときの赤ちゃんの体位によっては、もっと早い時期に分かることもありますが、妊娠7ヶ月頃になると、ママが見てもわかるくらい外性器がはっきりと写ることがあるのです。 病院の方針などにもよりますが、赤ちゃんの性別が気になるママは、お医者さんに尋ねてみるのもよいかもしれません。 この頃の赤ちゃんは身長(頭殿長)約35cm、体重約1000gです。 身長の伸びが緩やかになる代わりに、皮下脂肪が増え、体がふっくらしてきます。 全身に産毛が生え、皮膚も厚くなり、以前より肌色に近くなってきますが、まだ皮下脂肪が十分ではなく、しわが多い状態です。 脳も発達し、運動機能も充実してきます。 今までは子宮壁にぶつかったときにはずみで回ることが多かったのですが、この頃からは自分の意思で向きを変えたり、動きをコントロールできるようになります。 聴覚が発達し、ママの心臓の音が聞こえるようになります。 また子宮が大きくなり、妊娠が進むにつれママの腹壁が薄くなってくるため、ママの声や外界の音もさらによく聞こえるようになります。 まぶたは上下に分かれ、まばたきができるようになります。 まだ明暗を認識する程度ですが、視覚も発達してきます。 超音波の画像を見ると、赤ちゃんが正面を向いていれば、その顔立ちがわかるようになります。 健診時にもらった超音波写真を持ち帰って、パパ似かな、ママ似かなと、家族で話すのも楽しみですね。 この頃はまだ、胎児の大きさに比べ、羊水の量は多めです。...

妊娠2ヶ月(4〜7週)赤ちゃんの様子

妊娠に気付いたばかりの4、5週頃には、お腹の中の超音波写真に赤ちゃんを包む「胎嚢(たいのう)」という袋が見えます。 胎嚢の大きさは約10mmで、まだ中にいる赤ちゃんの姿は見えません。 しかしこの頃、まだしっぽがある両生類に似たような姿をしている赤ちゃんも、妊娠7週頃になると長いしっぽのようなものはなくなり、頭と胴体の区別がはっきりとして2頭身の人間らしい姿に成長します。 目や耳、口も少しずつ原形ができてきますが、まだはっきりとした形にはなっていません。 脳や脊髄などの神経細胞のほとんどが作られ、心臓や胃、肝臓などの内臓も急ピッチで作られていきます。 そのため、4〜16週は器官形成期とも呼ばれます。 妊娠4週を過ぎる頃には赤ちゃんの心臓も動き始め、6週ころになると、超音波でも胎児の心拍が確認できるようになります。 また胎盤のもとになる絨毛も増殖し、へその緒も発達し始め、ママと赤ちゃんのつながりもだんだん強くなってきます。 妊娠期間の中でも、赤ちゃんが急激に成長するのがこの時期です。 脳や内臓、四肢など、生きるために大切な器官の基礎が作られる時期です。 そのため、この時期に薬や放射線、ウイルスなどが母体に入ると、赤ちゃんに奇形や機能障害などを起こす可能性も出てきます。 しかし必ず起こるわけではありません。 薬やエックス線は、妊娠4週より前であれば、器官形成期前なので赤ちゃんへの影響はそう心配ありません。 4〜7週の場合でも、薬の種類やエックス線の量、部位によってはさほど問題はありません。 妊娠すると、あれこれと心配してしまうものですが、ひとりで悩まず主治医に相談しましょう。...

妊娠10ヶ月(36〜39週)ママの体

妊娠39週では、赤ちゃんの頭が骨盤の中に入るため、子宮が下がり、子宮底長は約33cmになります。 おなかのふくらみが、先月よりも少し低い位置になったように見えるかもしれません。 出産予定日は40週0日ですが、出産に最適な期間には幅があり、37週0日〜41週6日を正期産と呼びます。 妊娠10ヶ月に入ると子宮が下がって胃を押し上げなくなるので、胃もたれが楽になりますが、引き続きカロリーオーバーにならないよう注意してください。 また、下がってきた子宮に膀胱が圧迫され、トイレの回数が増えます。 赤ちゃんの頭が骨盤の中に入り、からだ全体が動くような大きな胎動は減ります。 子宮口や膣がやわらかくなるため、水っぽいおりものがさらに増加します。 出産が近づいたサインはいくつかあります。 おしるしという少量の血液が混じったおりものがあったら、多くは数日後に陣痛が始まります。 また、不規則だった子宮の収縮(前駆陣痛)が10分間隔の規則的な張りになったら、陣痛の開始です。 病産院に連絡を取り、入院の仕度をして向かいましょう。 通常、陣痛開始後に破水しますが、陣痛前に前期破水として起こることもあります。 その場合も感染が心配なので、すぐに病産院へ向かいます。 これらのサインのうち、おしるしから始まる人、陣痛から始まる人、前期破水から始まる人、それぞれです。 二人目の出産でも、一人目の時と始まりが違うことが多いのです。 妊娠10ヶ月に入ったら、お産の兆候に注意して過ごしましょう。 妊娠がわかった日から今日まで、不安や期待、いろいろな想いを抱えながらおなかの赤ちゃんとともに過ごしてきたマタニティーライフとも、もうすぐお別れです。 大きなおなかとさよならするのは、少しさみしいと感じる人もいるでしょう。 妊娠して自分のおなかの中で赤ちゃんを育てるなんて、とてもすばらしい経験です。 そしてこれからは、子育てというもっとすばらしい経験をする日々が待っています。 赤ちゃんに会える日も、まもなくです。...

妊娠中の体重管理について

妊娠すると、体重が増えるきっかけがたくさんあります。 まず、何か食べないと気持ち悪くなってしまう食べづわり、つわりが終わった後の反動、ストレスで食欲増進、そして周囲からもっと食べるように促されたり運動不足が重なって… そのうえ、妊娠するとママの体や赤ちゃんを守る本能が働いて、エネルギーをため込もうとする体質に変化してしまうのです。 体重管理が難しいのも当然といえばそうなのです。 とはいえ、必要以上に太ると、さまざまな問題が出てくるのです。 妊娠中には腰痛が起こりやすくなったり、妊娠線ができやすくなったり、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)にもかかりやすくなります。 また、産道に脂肪がついて狭くなり、難産になる引き金になりかねません。 出産時に微弱陣痛にもなりやすいといわれています。 体重増加はどこまでOKか、というと、病院で厳しく管理されるところ、妊婦さん本人に任せているところとさまざまですが、基本的に、妊娠時点で標準体重だった人は+10kgまで、やせ過ぎだった人は+12kgまで、太りすぎだった人は+8kgまで、と目安にするとよいでしょう。 胎児・胎盤・羊水で約4kg、ママの血液・水分・子宮や乳房の増加分で約3.3kg、それ以上の増加はママの皮下脂肪などです。 妊娠中の食事は、栄養バランス、減塩、低カロリーを心がけるようにしましょう。 また、つわりが治まって気分も晴れ晴れ、食欲も晴れ晴れ…と間食を増やしてしまわないよう、そしておなかが大きくても経過が順調なら適度に体を動かすなど、小さな努力を積み重ねて、体重をしっかり管理していきましょう。...

早産と切迫早産

妊娠中期から後期にかけての心配事のひとつに、早産と切迫早産があります。 早産とは、赤ちゃんがまだ未熟な妊娠22週〜37週未満にお産が始まることをいいます。 早産は、妊娠月数が満ちていないだけであって、お産の始まりは普通の分娩と同じです。 産後、赤ちゃんの成熟度に合わせた治療が必要になってきます。 場合によってはNICU(新生児集中治療室)の整った病院へ転送されることもあります。 赤ちゃんが自分の力で生きられるようになるまで、保育器に入って過ごします。 それに対して切迫早産とは、妊娠が継続しているものの、22週〜37週未満に規則的な子宮収縮(陣痛)が続いたり、子宮口が開く前兆として子宮頸管が短くなったり、子宮口が開いたり、早産の兆候がある場合をいいます。 そのままお産が始まらないように、安静を第一に過ごします。 お医者さんの指示に従って、自宅で、または入院して、早産の兆候がなくなるまで横になって過ごします。 必要に応じて、子宮収縮抑制剤を服用したり、点滴による治療が行なわれます。 少しでも早く対応するため、「規則的なおなかの張りが続く」「出血がある」「おなかや腰に痛みを感じる」「破水した(あるいは、したかもしれない)」という時には、すぐ病院に連絡をとって受診してください。 早産の原因は、ママ側としてB群溶連菌やクラミジアなどによる感染症、子宮の形の異常、子宮頸管無力症、前置胎盤や羊水過多、赤ちゃん側として逆子の場合、多胎妊娠の場合、などがあるといわれています。 しかし、どれにも当てはまっていなくても、早産の兆候があらわれることもあります。 早産を避けるために、頻繁におなかが張る人は運動のし過ぎに注意したり、妊娠高血圧症候群などの合併症にならないように体重の増えすぎや塩分の摂りすぎに気をつけてください。...

妊娠9ヶ月・10ヶ月の赤ちゃんの様子

妊娠が判明した日からおよそ7ヶ月間、マタニティーライフを楽しんできましたか? おなかもすっかり大きくなって、おなかの赤ちゃんとも楽しくコミュニケーションがとれるようになっていることでしょう。 妊娠9ヶ月(32〜35週)頃の赤ちゃんは、見た目にはもう新生児とそう変わりません。 手足は活発に動かしますが、子宮の中で回れないくらい体は大きくなっています。 妊娠9ヶ月の始めである32週頃には自律神経が成熟し、交感神経と副交感神経のバランスがとれ、心拍や呼吸、体温調節の働きが整ってきます。 ただ、まだ完全ではないので、もう少しおなかの中にいたほうが、産後スムーズに胎外生活が送れます。 35週になると、肺と腎臓の機能が完成してきます。 そして妊娠の最終月である10ヶ月(36〜39週)に入ると、心臓や呼吸器などの器官が成熟し、出産のスタートに向けて赤ちゃんも準備を開始します。 頭を下にして、ママの骨盤の中に降りてきます。 子宮が窮屈になってきたので、赤ちゃんは両腕をぴったり胸につけ、あごをひき、ひざから曲げた両足をおなかに引き寄せたコンパクトな姿勢になります。 一般に39週の赤ちゃんの体重は3000〜3100gといわれていますが、個人差が大きいです。 おなかにいるときの推定体重は、超音波で診たBPD(頭の横幅)、FL(太ももの骨の長さ)、FTA(腹部の前後幅と横幅)を計算式に当てはめて調べますが、実際の体重とは誤差があります。 誕生直前の赤ちゃんと新生児の違いは、肺呼吸をしているかどうかです。 胎児の肺機能は35週頃から急速に成熟し、37週では肺呼吸が十分可能になります。 おなかの中で、驚くほどのスピードで成長を遂げてきた赤ちゃん、ママと一緒に出産を乗り越え、ママに抱っこしてもらえる日もすぐそこですね。...

妊娠9ヶ月(32〜35週)ママの体

妊娠35週になると、子宮底長はやく31cmになり、みぞおちあたりまで達します。 これは妊娠の期間中でもっとも高くなる時期で、そのため大きなおなかを抱える大変さをいちばん感じるのが9ヶ月といえます。 心臓や肺も圧迫されるため、動悸や息切れがひどくなったり、胃のむかつきもピークを迎えます。 膀胱も圧迫されるので、トイレの回数が増えてきます。 また、くしゃみやせきをすると少量の尿がもれることもあるでしょう。 出産の準備も始まり、膣や子宮口が柔らかくなってきます。 そのため、おりものがさらに増えたり、外陰部に腫れぼったい圧迫感を感じることもあります。 血液の循環量がさらに増え、夕方になるとむくみで靴がきつくなったり、足首が太くなる人もいます。 この頃になると出産も間近ということもあり、特に初めての妊娠の場合は、不安や緊張の日々を過ごしている人もいることでしょう。 出産を乗り越える大きな力になるのは「赤ちゃんに会いたい」というママの前向きな気持ちです。 出産の知識を身につけておくと、不安を減らすことができ、出産が楽しみになってきます。 妊娠9ヶ月に入ったら、陣痛を乗り切るリラックス法を練習しておくとよいでしょう。 長時間の分娩を乗り切るには、上手にリラックスして、心身の負担をできるだけ軽くすることがコツなのです。 また、腰の痛みのやわらげ方として、仰向けの状態で握りこぶしを腰にあて、腹式呼吸で吸う時に押し、吐くときに力を抜く方法もあります。 呼吸の仕方やマッサージ、力の抜き方など、リラックスする方法を助産師さんに相談してアドバイスをもらうなどして、出産をイメージしながら練習をしてみてください。...

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)

妊娠中に気をつけたい病気に妊娠中毒症があります。 妊娠中毒症は、2005年から妊娠高血圧症候群という名称に変更されています。 妊娠によって血管にけいれんのような収縮が起こる病気で、全身で起こると高血圧に、腎臓で起こるとたんぱく尿が出ます。 そのため、診断の定義は「妊娠20週以降、分娩後12週まで、高血圧が見られる場合」「高血圧にたんぱく尿をともなう場合」となっています。 妊娠すると血圧は高めになりますが、最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上の場合に高血圧と診断されます。 症状がでやすいのは妊娠後期で、悪化すると早産や未熟児出産などのトラブルにつながることもあります。 早期発見には、妊婦健診を欠かさず受けることが大切です。 妊娠高血圧症候群と診断されたら、まずは安静と食事療法で、必要に応じて薬物療法も治療に加えます。 妊娠高血圧症候群にかかりやすいタイプとしては、もともと高血圧や腎臓病、甲状腺疾患などの病気がある人や、前回の妊娠で中毒症にかかっている人、多胎妊娠の場合、血縁家族に高血圧の人がいる場合、などがあります。 また、味の濃いものが好きな人や栄養バランスが偏っていたりカロリーの高い食事をしている人、妊娠してから体重が増えすぎた人も、この病気にかかりやすいタイプといえます。 対策としては、うす味に心がけ塩分を控えること、卵や牛乳、豆腐や鶏のささみなど良質なたんぱく質を摂ること、血圧を下げる作用のあるカルシウムを多めに摂ること、適度に体を動かし、睡眠は十分にとること、などがあります。...

妊娠8ヶ月(28〜31週)赤ちゃんの様子

妊娠8ヶ月の頃の赤ちゃんは、身長(頭殿長)約40cm、体重約1500gにまで成長しています。 妊娠28週を過ぎると、心臓や腎臓、骨髄など、赤ちゃんが自力で生きていくための器官の機能がほぼ完成します。 出生後の肺呼吸の練習として、まるで呼吸しているように定期的に肺をふくらませる様子も見られます。 万が一、早産になったとしても、適切な低体重児医療を受ければ育つ可能性がかなり高くなりました。 ただし、肺は呼吸に似た動きを始めたものの、まだ未熟な状態です。 そのため、もうしばらくはママのおなかの中で育つ必要があります。 赤ちゃんには皮下脂肪がつき、体がさらに大きくなり、だんだん子宮が窮屈になってきます。 活発に体を回転させようとする赤ちゃんもいますが、頭を下にする「頭位」の姿勢になる赤ちゃんが増えてきます。 この時点で逆子の赤ちゃんもいますが、妊娠9ヶ月で自然に頭位に戻ることがあるので、早くからあまり心配することはありません。 最終的に逆子で出産を迎えることになる人は、全体の3〜5%程度といわれています。 逆子を治すための体操として、両膝と胸を床につけ、おしりを高く持ち上げる胸膝位を5〜10分保つ方法があります。 いわゆる「逆子体操」ですが、行なうにはお医者さんの許可をもらい、おなかが張ったらやめてください。 また、逆子治療に鍼灸を取り入れている産院もあるようです。 鍼灸は逆子を治すだけでなく、安産や産後の回復にも効果があるそうで、副作用のない方法として、妊娠をきっかけに鍼灸を初体験する人の話もよく聞かれます。...

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